JOURNEY TO USERSHIP™
サブスクリプションをグローバル展開する方法
海外市場へ進出する準備が整ったら、「何を」(新しい市場に合わせたプロダクト)、「どのように行うか」(その国特有の支払いやプロセスに対応できるシステムを構築する)に焦点を当てる必要があります。<br/>
海外旅行の計画は、近場で週末旅行するための計画とはまったく異なるのと同じように、まったく新しい世界に飛び出すなら、各国のルールに従う必要があります。
グローバルな視点に立って考え、ローカルに行動する:
ローカライズしたプロダクトと価格設定で海外に事業を展開する
現在提供しているプロダクト・サービスにどの程度手を加えなければならないかは、事業を展開している地域の広さにより異なります。<br/><br/>
新しい市場が現在の市場と似ている場合(例えば、米国から英国へ進出する場合など)、顧客の要望やニーズも似ていると考えて良いでしょう。こうなると、サブスクリプションビジネスの海外進出は、より簡単になります。ちょっとした調整を行うだけで、ローンチできるでしょう。<br/><br/>
未知の領域に向かっている場合は、新しい市場での顧客ニーズや消費行動を調査が必要になります。プロダクトポートフォリオを変更する必要があるかもしれませんし、新たに追加するプロダクトやサービスをテストして最適化する必要もあるでしょう。<br/><br/>
海外で新しいプロダクトやサービス、バンドルを販売しようと考えているなら、次のことが重要です。<br/><br/>
新しいプロダクトやパッケージを新規顧客向けに最適化して、自社のポジショニングを確保すること。<br/><br/>
参入しようとしている市場がプライシングモデルについてどのように考えているか、通貨ルール(例えば、価格を四捨五入して整数とするのが標準なのか、それとも.99のままにしているか)などを調べましょう。<br/><br/>
顧客がスムーズかつ直感的に購入できるプロセスを整えておくことは極めて重要ですので、「通常」価格を別の為替で提供する際におかしな数字にならないようにします(例:為替換算したそのままの数字€429.80ではなく、四捨五入して€500とする)。
万全な課金請求の仕組み:
海外でのサブスクリプションの課金請求業務と支払い要件に対応
国によって、課金請求、支払いに関する要件は異なります(しかも、極めて複雑になることがあります)。しかし、さまざまな支払い方法と請求ルールを理解し、これに対応することは、経済的にも競争上もメリットがあります。<br/><br/>
支払い方法とゲートウェイ:海外の購入者が希望する方法で支払いを行えるよう、お使いの支払いゲートウェイがすべての支払い方法に対応していることを確認します。Zuoraの調査はこれを裏付けています。より多くの支払い方法を提供する企業の成長率はそうでない企業と比較して高いものになっています。<br/><br/>
税務:確かに、面倒なトピックですが、割けては通れない重要な課題です。税務要件は国によって異なるため、手動で管理することはほぼ不可能と言えるでしょう。税務では自動化が極めて重要です。
請求書のローカライズ:貴社のシステムがお客様の言語に合わせた通知・請求に対応できることを確認しましょう。<br/><br/>
世界中でウェブサイトを構築し、ホスティングサービスを提供する Jimdo社は、このよい例です。同社では、20種類の現地通貨で請求しており、80以上支払いゲートウェイに対応しています。<br/><br/>
もう1つの例はFireHost社です。同社は複数の通貨で請求できるだけではなく、地方税や地方固有の支払い方法に対応したことで、顧客数を2倍以上増やし、年間収益を200%増加させました。
決算を効率化:FX換算率の課題と管理レポートに対応
新たな国や地域に進出していくことは、経理財務部の大きな負担になる可能性があります。負担を軽減できるよう、お使いのシステムはこれらの国または地域の報告・決済要件に対応できなければなりません。<br/><br/>
為替:FXの報告とルールを期間ごとに変更しないでください。これにより、正確性が損なわれるリスクがあります。収益の50%以上がある通貨からのものであれば、通常、その通貨をもとに報告するとよいでしょう。<br/><br/>
統合レポート:社外オーディエンスや経営幹部向けのレポートでは、複数の国や地域における報告を単一の通貨で行います。これにより、ビジネスに関するより包括的な知見と傾向を伝えることができるからです。<br/><br/>
セグメント化したレポート:社内向けであれば、レポートはできるだけセグメント化して、重要な意思決定を行うのに必要な詳しい知見(一般化は避ける)を得られるようにします。<br/><br/>
確かに、海外市場への進出は大変かもしれません。しかし、それにより得られる機会はかなり大きなものであり、労力をかける価値はあります。ただし、海外で営業活動を行い、貴社が成長する中で直面する複雑さに対応できるシステムとサポートが整っていることは確認しておく必要があります。
Zuora Collect - 回収
世界中のどこでも確実に売掛金を回収
サブスクライバーが求める支払い方法はさまざまです。世界の主要決済ゲートウェイとのネイティブな連携を実現するZuora Collectによるメリットをご説明します。
世界の企業がZuoraを活用
Zuoraがバックグラウンドで稼働しており、ヘルスケア業界や医療従事者のニーズに合わせてダイナミックに進化するサービスをベースとして、お客様に持続可能な価値を提供する準備ができています」
– Rahma Samow
Siemens Healthineers デジタルヘルスグローバル部長
業界のリーダーから学ぶ
業界トップクラスの
知識や経験を活用
Zuoraは業界のリーディングカンパニーとして、専門家やお客様、そしてパートナーと協力し、「Subscription Economy(サブスクリプションエコノミー)®」の浸透を推進し続けています。