超過料金管理の改善、営業効率と顧客満足度の向上を実現するZuoraの導入
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Cogent Labsは、最先端の人工知能(AI)技術の研究・開発を行い、AI OCRベンダーとして事業を展開。多様な帳票を迅速にモデル化する独自の生成AIを活用した「 SmartRead 」を提供している。
挑戦
同社はAI OCRサービス「 SmartRead 」の成長に伴い、従量課金モデルの正確な管理が必要となった。特に、多様な帳票への対応や、超過料金に対する事後的な請求によってお客様からのクレームが発生し、営業部門や経理部門に多大な負荷がかかっていた。また、利用状況を正確に把握できず、アップセル提案や顧客サポートに課題があった。さらに、過去分の未処理使用量を取り込めないことで、従量課金のトラッキングが不十分な状態が続いていた。
解決策
ZuoraのAdvanced Consumption Billingを導入し、 SmartRead から日々の使用量データをAPI経由で自動的に取り込む仕組みを構築。これにより、毎日蓄積される膨大なデータを正確に計算し、リアルタイムで利用状況を把握できるようになった。また、使用量が一定の割合に達した際に事前通知を行う仕組みを導入し、お客様との円滑なコミュニケーションを実現。この結果、超過料金への対応を事前に行い、無駄な工数を削減した。
メリット
超過料金に関する事前通知が可能となり、事後対応によるクレームがほぼ解消される。また、お客様ごとの利用状況を詳細に把握できるようになり、アップセルや適切な支援を行うためのヘルススコアを算出できるようになった。この結果、営業活動が効率化されるとともに、顧客満足度が向上。さらに、経理部門における正確な料金計算と集計の自動化が進み、手作業による再計算の負担が軽減された。
「従量課金モデルの導入は、単に課金の仕組みを変えるだけではなく、お客様とのコミュニケーションの在り方そのものを変える大きな転機となりました。Zuoraにより使用量をリアルタイムで把握し、事前通知を行えるようになったことで、信頼関係を深めながら新たな提案ができるようになったのは大きな成果です。」
取締役常務執行役員 木本 恭次 氏
Cogent Labsは、ディープラーニング技術を活用したAI OCRサービス「 SmartRead 」を通じて、多様な帳票の自動読み取りとデータ活用を推進している企業。同社は、これまでにないスピードと精度で帳票をモデル化する独自の生成AIを用い、業界に革新をもたらしてきた。しかし、事業が急成長する中で、多様な帳票に対応した複雑な従量課金モデルの運用に課題を抱えていた。特に、お客様への超過料金の事後請求によるクレーム対応や、手作業に依存した集計業務を効率化することが大きな課題となっていた。
こうした課題に対し、ZuoraのAdvanced Consumption Billingを導入することで、従量課金の精度向上と業務自動化を実現。SmartRead の利用データをリアルタイムでZuoraに取り込み、正確な課金計算を行う仕組みを構築したことで、経理部門や営業部門における負担を大幅に削減している。また、使用量が一定の閾値に達した際に事前通知を行うことで、お客様とのコミュニケーションを改善し、アップセル提案や契約更新時のトラブルを未然に防ぐことに成功する。
さらに、Zuoraを活用したデータ管理により、顧客ごとの利用状況を詳細に把握できるようになり、営業活動の質も飛躍的に向上した。これまで困難だったヘルススコアの算出が可能となり、タイミングを見た適切な支援や提案を行えるようになったことで、お客様満足度の向上と契約継続率の改善につながっている。このように、営業・経理・サポート部門が連携しやすい体制が整い、業務全体の効率化が進む。
今後、Cogent LabsはAI OCRサービスのさらなる拡充に加え、従量課金モデルを活用した新たなサービス展開にも取り組んでいく計画だ。また、Zuora機能を活用してセルフオンボーディングの仕組みを構築し、顧客がよりスムーズにサービスを利用できる環境を整備することを目指す。単なるAI OCRベンダーにとどまらず、データを基盤とした価値創出を行う企業として、引き続きサービスの進化と技術革新を追求していく。
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