CPQソフトウェアの進化

CPQ(コンフィギュア・プライス・クオート)ソフトウェアについて耳にしたことはあるものの、まだ自社に導入していない方もいらっしゃるかもしれません。または、CPQや利用可能なソリューションについてさらに知りたいとお考えかもしれません。本ガイドでは、CPQソフトウェアについて知っておくべきすべての情報を以下の内容とともにご紹介します。

 

CPQとは何か、どのように機能するのか
CPQに求めるべき主な機能
CPQソフトウェアを利用すべきタイミング
CPQの導入方法
CPQが営業プロセスをどのように改善するか
CPQソリューション選定時のポイント
CPQツールと最新のテックスタックとの連携
スタートアップがCPQソリューションを検討すべきタイミングと理由
CPQに関するFAQ

 

効果的なCPQソフトウェアは、複雑な契約構造に対応し、経理部門が正確に請求・収益認識を行い、サブスクリプションの変更管理も可能であるべきです。営業担当者が迅速に商談を成立させるための柔軟性とガイドラインを提供することが求められます。
CPQソフトウェアが現代ビジネスの要求にどのように進化し、SaaS企業にもたらすメリットについて見ていきましょう。

 

CPQとは何か、どのように機能するのか

CPQ definition: Configure, Price, Quote
CPQは「Configure(構成)」「Price(価格設定)」「Quote(見積作成)」の略です。CPQテクノロジーは、複雑な製品の構成を自動化し、さまざまな要素に基づいた正確な価格設定、顧客向け見積書の作成を自動化することで、営業プロセスを効率化します。CRMやERPと連携し、顧客によるセルフサービスも実現します。
では、現代のビジネスにとってCPQは具体的にどのような意味を持つのでしょうか。CPQプロセスの主要な構成要素を分解して見ていきましょう。
Flowchart of CPQ Process: 1. Configure - customize options. 2. Price - calculate changes. 3. Quote - create detailed quote.

構成(Configure)

営業プロセスにおいて、CPQツールはユーザーが顧客の要望に合わせてさまざまな構成要素や機能、オプションを選択・カスタマイズできるようにします。
例えば、パソコンを購入したい顧客の場合、プロセッサの速度、メモリ容量、ストレージオプション、グラフィック機能など、特定の要件があるとします。
CPQソリューションは、理想的なパソコンシステムを構成するためのユーザーフレンドリーなインターフェースを提供します。ベースモデルを選択し、プロセッサ、メモリ、ストレージ、グラフィックカード、その他必要な機能を自由にカスタマイズできます。
各選択時に、CPQソフトウェアが選択された構成部品の互換性や、ベースモデルに適した有効なオプションを自動的にチェックします。
また、リアルタイムで価格や仕様の変更を表示し、常に最新の情報を提供します。

価格設定(Price)

CPQソフトウェアは、定期課金・サブスクリプション、従量課金、一括課金など、複数の価格モデルを組み合わせた複雑なハイブリッド方式(従量課金、前払い、引き落とし、最低利用料+定額料金など)での価格計算を自動化します。契約変更時の複雑な価格変更計算にもCPQの強みが発揮されます。

見積作成(Quote)

製品の構成と価格設定が完了すると、CPQソフトウェアは製品仕様、価格、契約条件など、必要な情報をすべて含んだカスタム見積書を自動生成します。
CPQのガイドラインにより、見積内容の正確性や社内ルールの遵守、必要な承認プロセスを経てから顧客に見積書を送付できるため、安心して営業活動を進められます。

 

CPQに求めるべき主な機能

CPQプラットフォームを選定する前に、自社に最適なプラットフォームに必須となる機能を確認することが重要です。CPQプラットフォームに求められる主なポイントは以下の通りです。

営業プロセスの完全自動化

CPQの主な役割は、簡単かつ迅速に見積書を作成できるツールを提供することです。もしCPQが見積作成に手作業を要する場合は、柔軟性が不十分です。より適切なソリューションを検討しましょう。

スピード

見積作成に数日かかる営業担当者の話を耳にしたことはありませんか?顧客が価格提案を求める際、迅速な対応が求められます。営業の俊敏性を実現できるCPQを選びましょう。適切なCPQソリューションは、営業担当者が膨大なSKUを調べることなく、最適な商品と価格に素早くたどり着けるようにし、効率的な見積体験を提供します。

スケーラビリティ

ビジネスの成長に伴い、業務量や要求が増加してもパフォーマンスに影響を与えずに対応できるプラットフォームが必要です。スケーラブルなCPQは、コストや業務への影響が大きいシステムのアップグレードや移行を回避できます。ユーザー数、製品数、価格設定パターンなど、プラットフォームがどこまで対応できるかが、ベンダーのスケーラビリティを判断する指標となります。

ネイティブなCRM連携

営業オペレーションは、ビジネスモデルや要件に応じてさまざまなツールを使用します。そのため、CPQプラットフォームはCRMやERPと連携し、シームレスなデータ連携を実現する必要があります。これにより、以下のメリットが得られます。

  • 営業・経理チームが顧客データ、取引履歴、価格情報を詳細に把握できる。顧客とのやり取りを追跡し、営業パイプラインを分析し、データに基づいた意思決定が可能となります。
  • 前払い引き落とし、サブスクリプション、契約変更などの管理を円滑に行い、正確かつタイムリーな実行を実現します。

カスタマイズ性と柔軟性

営業チームが顧客満足度を高め、さまざまな価格モデル(バンドル、定期課金、従量課金、プロモーションなど)に対応できるよう、取引構成を柔軟に設計できるCPQソリューションを選びましょう。営業チームが自分たちの裁量で販売・価格設定・更新を実行できることが重要です。
また、バンドル・一括・定期・従量課金・プロモーション・チャネル別オプションなど、さまざまな価格パッケージに柔軟に対応できる必要があります。各企業には独自の製品構成や価格モデル、承認ワークフローがあるため、カスタマイズや特定要件への対応力が求められます。

優れたユーザー体験

優れたCPQは直感的で使いやすく、営業チームが迅速に見積作成できることが重要です。ガイド付き販売、動的価格設定、視覚的に魅力的なインターフェースを備えたCPQプラットフォームが理想です。

価格とROI

隠れた費用が発生するCPQツールには注意が必要です。一部のCPQソリューションは初期費用が低くても、スケールに応じて追加機能利用時に別途費用が発生する場合があります。導入前に価格体系、導入コスト、ライセンス料、保守費用を確認しましょう。各プラットフォームの機能や特長を比較し、投資対効果が最大となるものを選定してください。

業界知識

業界知識を持つベンダーは、自社のビジネス要件に合致した機能や構成を備えたCPQソリューションを提供できます。一方、業界知識が不足しているベンダーのCPQは、カスタマイズや構成力が不十分な場合があります。

サポートとトレーニング

CPQソリューションを検討する際は、必要な時に迅速な対応と充実したトレーニング・サポートを提供できるベンダーを選びましょう。

セキュリティとコンプライアンス

ベンダーのセキュリティ対策やデータ保護機能はどうかを確認しましょう。優れたCPQベンダーは、業界規制や標準に準拠し、顧客情報や価格情報などの機密データを保護します。

実績とレビュー

過去の顧客実績はあるか?既存顧客や同業他社からのレビューを確認しましょう。業界内の利用者からの評価やフィードバックを収集することで、プラットフォームの性能、信頼性、顧客満足度について貴重な情報が得られます。

将来のロードマップ

イノベーションは重要です。ベンダーの将来の開発計画やイノベーションへの取り組みも考慮しましょう。先進的なCPQプラットフォームは、機能や性能を継続的に強化し、市場やテクノロジーの変化に対応し続けます。

 

CPQソフトウェアを利用すべきタイミング

CPQソフトウェアは、従来型CRMシステムでは対応が難しいさまざまなシーンで有効です。見積作成プロセスを非常に迅速かつ容易にします。
特に以下のような場合、CPQは有用です。

 

高い複雑性を持つ構成可能な製品

カスタマイズオプションやバリエーション、相互依存関係が多い製品を扱う場合、CPQソフトウェアはその真価を発揮します。製品の複雑さに起因する課題を解決するために設計されており、複雑な製品のカスタマイズや価格設定を簡素化・自動化できます。

マルチチャネル販売

直販、代理店、ECプラットフォームなど、複数の販売チャネルを展開している場合、すべてのプロセスを管理するのは容易ではありません。営業担当者は、価格の不整合、顧客データの分断、チャネル間の競合、在庫管理の課題など、多くの問題に直面します。
CPQツールは、これらの課題を次のように解決します。

  • すべてのチャネルで価格・見積の一貫性を保つための集中管理プラットフォームを提供します。
  • 各種システムと連携し、リアルタイムで在庫状況を可視化し、受注管理を効率化します。

大量の見積作成が必要な場合

企業規模が拡大すると、見積依頼や営業チームの業務量も増加します。CPQは見積作成プロセスのさまざまな部分を自動化し、1件ごとの作業時間と負担を削減します。これにより、営業チームは大量の見積作成業務にも効率的に対応できます。

営業パフォーマンスの低下

営業チームが多くのリードを獲得しているにもかかわらず成果が上がらない場合、業務効率化のためにCPQツールの導入を検討すべきかもしれません。
堅牢なCPQツールを導入することで、営業チームは見積作成に費やす時間を削減し、本来の営業活動に集中できるようになります。これにより、全体的なパフォーマンスが向上し、売上増加につながります。

 

CPQ導入の進め方

CPQの概要や活用方法が理解できたところで、実際にCPQをビジネスへ導入するためのステップをご紹介します。
目標の設定:CPQ導入プロセスを開始する前に、以下のような重要なKPIに関する目標を明確にしましょう。

  • リード1件あたりの対応時間
  • 解約率(チャーンレート)
  • 受注率(ウィンレート)
  • 対応スピード(ターンアラウンドタイム)
  • 見積精度
  • 契約更新率

 

主要なCPQ機能に注力:CPQの機能は投資に値しますが、一度に多くを導入しすぎてチームを混乱させないようにしましょう。営業目標に最も重要な機能や要素を優先して選択してください。

 

  • 柔軟性
  • スケーラビリティ
  • サポート体制
  • システム連携
  • 使いやすさ
  • レポーティング

 

優秀なプロジェクトチームの編成:プロジェクトを円滑に進めるためのチームを編成しましょう。 CPQ導入パートナーと相談し、最適な導入戦略を策定し、優秀な人材を集めてスムーズな導入を目指します。

 

見積から入金までのプロセス最適化:CPQを成功裏に導入するには、見積から入金までのプロセスが適切であることが重要です。現状のプロセスを評価し、必要な改善点を洗い出しましょう。

 

データ管理の徹底:CPQソフトウェアは、営業チームが正確なデータをもとに効率的に見積作成できるよう支援します。データが複数のスプレッドシートや他システムに分散している場合は、効率化のために一元管理しましょう。

 

プロセスのドキュメント化:営業プロセスを円滑に進めるため、トレーニング内容を含めてプロセスを文書化しましょう。以下の項目を記録しておくと、見積作成時に役立ちます。

 

  • 追加された商品
  • 承認事項
  • 署名済み書類
  • 成約案件
  • 契約更新

 

導入後のサポート体制の確立:導入パートナーと継続的に連絡を取り、遅延を回避し、営業プロセスを効率的に進めましょう。新しいソフトウェアの習得には時間がかかるため、早期に質問することで習熟を早められます。

 

成果の測定:CPQソフトウェアを導入したら、営業パフォーマンスやCPQデータ、プロセス改善点を確認し、うまくいった点や今後の改善点を把握しましょう。

 

CPQは営業プロセスをどう改善できるか

優れたCPQツールは、営業プロセスを大きく改善します。営業担当者は、全体の35%しか見込み顧客との対話に時間を使えておらず、残りは事務作業に費やされています。適切なソフトウェアを導入することで、営業担当者が顧客対応により多くの時間を割けるようになります。
CPQツールを活用することで営業プロセスを強化できる具体的な方法は以下の通りです。

 

より迅速な営業活動

調査によると、購入者の購買プロセスの50~90%は営業担当者と話す前に完了しています。CPQシステムは営業サイクルを短縮し、無駄な時間を削減することで売上を向上させます。つまり、営業チームはより迅速に商談を成立させることに集中できます。CPQがこれを実現する方法は次の通りです。

 

  1. 顧客対応時間を最大化し、無駄を削減:CPQソリューションは、製品やサービスの構成・価格設定をシンプルかつミスなく行えるため、煩雑な事務作業を効率化します。
  2. 営業の勢いを維持:見込み顧客から見積や情報を求められた際、迅速に対応できることで営業の勢いを保てます。関連資料を素早く提供することで、顧客の関心を維持でき、市場環境や顧客ニーズの変化にも柔軟に対応できます。

 

営業サイクルの遅延は、俊敏な競合他社に顧客を奪われるリスクを生みます。CPQソリューションは営業サイクルをシンプル化し、遅延を減らし、継続的な営業活動を実現します。これにより、見込み顧客の取りこぼしリスクを減らし、利益向上につながります。

承認・商談プロセスの効率化

B2Bの営業サイクルは一般的に長く、複数の意思決定者が関与します。CPQを営業プロセスに統合することで、商談承認プロセスを効率化・短縮し、業務全体の生産性を高めることができます。
以下のCPQ機能により、承認の迅速化、コラボレーションの強化、業務効率の向上が実現します。

 

  • 自動承認通知:多くのCPQツールは、商談が承認段階に進むと関係者や意思決定者に自動で通知します。これにより、手動での連絡による遅延が解消されます。
  • 包括的な商談情報:CPQは、価格や契約条件などの詳細情報を1画面や簡潔なメールで提示し、迅速かつ的確な意思決定をサポートします。
  • 承認プロセスの可視化:CPQツールは承認の進捗状況を追跡し、透明性を確保することでコミュニケーションを円滑にし、遅延を防止します。
  • コンプライアンスと監査対応:CPQソフトウェアは営業チームに詳細な監査証跡を提供し、監査や規制対応に役立ちます。また、誰が・いつ・なぜ意思決定したかを明確に記録できるため、意思決定プロセスの評価も可能です。

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正確なブランド提案書・見積書で営業力を強化

企業ブランドを反映した正確な提案書や見積書を作成することで、営業成果を高めることができます。消費者が高額商品に対して支払い意欲を高める主な要因の一つは、ブランドの信頼性と評判(17%)です。また、約44%の消費者は、評判や信頼性の高いブランドへのロイヤルティが高いと回答しています。
多くの営業担当者にとって、見積書や提案書は正確性が最優先であり、見た目の美しさにはあまり関心がない場合があります。
しかし、これにより、顧客向け資料に古い・低解像度のロゴや画像、スペルミス、ブランドガイドラインの不徹底、素人っぽいレイアウトなど、小さなミスがブランドの評判を損なうリスクにつながります。
適切なCPQソリューションを導入すれば、ブランドガイドラインに準拠したドキュメント作成ツールを利用できます。営業担当者は、正確かつブランドイメージに合致した見積書や提案書を顧客に提供でき、ブランド価値を正しく伝えられます。

ガイド付き販売の実現

CPQシステムは、シンプルで分かりやすい質問を通じて顧客ニーズを整理し、回答内容に基づき最適な選択肢を営業担当者に提示します。
この方法は、顧客のニーズと製品選択を論理的につなげるものです。
この仕組みが有用な理由は以下の通りです。

  • 製品知識ではなく、顧客中心の質問から販売を開始できるため、成約率が向上します。
  • 新任営業担当者の育成コストを削減し、製品名や型番を覚える必要がなくなります。
  • 誤った製品選択のリスクをほぼゼロにできます。

注文ミスの防止

CPQの大きな強みの一つは、注文ミスを防げる点です。CPQは手作業による注文を不要にします。たとえば、CRMシステムと連携することで営業チームが顧客情報に直接アクセスでき、正確な製品構成を提示することで、誤った組み合わせによる注文ミスを防ぎます。

サブスクリプション管理の簡素化

CPQを活用したサブスクリプション収益モデルにより、企業は手作業の煩雑さなく顧客のサブスクリプション管理が可能となります。
CPQシステムは、顧客の更新日管理、サブスクリプション階層ごとの価格調整、アップグレードやダウングレードの対応を容易にします。
また、契約更新やアップセル・クロスセルにも対応し、売上・利益拡大に貢献します。これにより、追加サービスやプランアップグレードの提案機会も容易に把握できます。
CPQソフトウェアは価格調整を正確に計算し、MACD(移動・追加・変更・削除)レコードの修正指示も関連システムへ送信できるため、価格変更や更新も正確に反映されます。
これらの機能により、企業はミスを最小限に抑え、効率的なサブスクリプション管理を実現できます。

 

CPQソリューション選定時のポイント

自社に最適なCPQソリューションを選ぶ際に確認すべき重要なポイントがいくつかあります。

 

システム連携:

優れたCPQソリューションは、ERPやCRM、その他のシステムと容易に連携できる必要があります。

 

円滑なコミュニケーション:効率的な営業プロセスには、社内外の関係者とのコミュニケーションが不可欠です。CPQソリューションには、関係者全員が連携できる中央管理機能が求められます。

 

カスタム見積:製品見積は一律ではありません。CPQソフトウェアは、価格調整を迅速かつ容易に行えることが重要です。

 

直感的なプラットフォーム:この種のソフトウェアは営業プロセスを簡素化するものであるべきです。関係するすべてのチームメンバーが、特別なトレーニングなしでもアクセスできることが理想です。

 

スケーラビリティ:ビジネスの成長に合わせて、選択したCPQツールも拡張できる必要があります。業務量やその他の変化に柔軟に対応できるソリューションを選びましょう。

 

クラウド提供:クラウド型ソフトウェアであれば、チーム全員がどこからでもシステムにアクセスできます。

 

レポーティング:レポート機能により、パフォーマンスやトレンド、営業実績をモニタリングできます。

 

プラットフォームサポート:経験豊富なユーザーであっても疑問が生じることがあります。サポートチームがしっかり対応してくれるソリューションを選ぶことで、混乱を最小限に抑えられます。

 

CPQツールと最新テックスタックの連携

最適なCPQソフトウェアは、営業・レベニューオペレーション・経理を統合し、他のテクノロジースタックと連携した効率的なプロセスを実現します。CPQの代表的な連携先と下流業務は以下の通りです。

 

請求・決済ソリューション

CPQは、会計システムへの手入力を避けるため、企業の請求・決済システムと連携すべきです。多くのCPQは新規注文契約を請求システムに送信できますが、既存契約の修正には対応が難しい場合があります。

その場合、CPQが請求システムからデータを取得し、CPQツール内で修正し、承認後に請求システムへ戻す必要があります。Zuora CPQは、サブスクリプション・製品・サービスのあらゆる組み合わせを契約期間全体で見積もるために設計された唯一の見積ソフトウェアです。

関連情報:CPQが複雑な契約変更をサポートしNPSを向上させる方法

CRM

主要なCPQはCRMとネイティブかつ深く連携し、複雑なアップグレードや契約期間中の変更にも対応できる双方向データ同期を実現します。Zuora CPQなら、CRM内の1画面で見積作成ができ、営業プロセスを簡素化できます。

製品カタログ

CPQソフトウェアの強みは、統合された製品カタログの柔軟性にかかっています。多くのSaaS企業は、契約書上でランプアップ、開始日、更新などの契約条件をサポートするツールを持っていません。複数の料金プランや一括料金、従量課金、階層型価格など、複雑な継続課金製品を製品カタログ内で構築できない場合もあります。

Zuoraは、現代ビジネスのニーズに対応するために設計された、非常に柔軟かつ強力な製品カタログを誇ります。

CPQダッシュボード(ワンタイム、定期、従量課金プラン表示)

リアルタイム指標

優れたCPQツールは、リアルタイムで豊富なレポート機能を提供します。たとえば、レートプラン別の月次純MRR(Monthly Net MRR)など、データを多角的に分析し、どのプランが最も成果を上げているかを可視化できます。

CPQアナリティクスダッシュボード(純MRR表示)

電子署名

CPQソフトウェアは、電子署名ソフトウェアを標準搭載または連携することが多く、顧客がリモートで契約締結・商談成立を行うことが可能です。

プロビジョニング

CPQソフトウェアは、プロビジョニングシステムと連携し、契約内容に基づいたプロビジョニングを自動化できます。特に複数の期間条件や段階的なプロビジョニングが必要な契約では重要です。

顧客コミュニケーション

CPQソフトウェアは、プロビジョニング開始だけでなく、ウェルカムメールやオンボーディング資料などの顧客向けコミュニケーションも自動化でき、顧客満足度や継続率の向上につながります。

カスタムワークフロー

最終段階のカスタムワークフローにより、手作業やエンジニアリング作業を削減し、各企業のニーズや要件に合わせた営業プロセスの最適化を実現します。

 

スタートアップがCPQソリューションを導入すべきタイミングと理由

CPQは、スタートアップが営業部門と経理部門の分断を解消する最初の機会となることが多いです。プロダクトマーケットフィットを確立し、スケール段階に入ったら、CPQの導入を検討し、以下の目標達成を目指しましょう。

エンタープライズ/アシステッドセールスのスケール

B2Bやプロダクト主導型成長(PLG)で成功したスタートアップは、売上拡大や契約単価増加、顧客基盤拡大のために上流市場へ進出することが一般的です。移行を成功させるには、CPQソフトウェアで商談の標準化、営業ガイドラインの導入、複雑な商談管理、承認プロセスの運用が不可欠です。

価格・パッケージの反復改善

市場シェア拡大や売上増加、最適な価格設定のためには、価格やパッケージを柔軟に見直し・改善できる体制が必要です。Openviewは、SaaS企業が年に1回以上価格見直しの機会を設けることを推奨しています。

 

多くのスタートアップにとって、価格・パッケージの反復改善に伴う技術的負債は大きな課題です。Zuoraの製品カタログとZuora CPQなら、ビジネス担当者が迅速に価格やパッケージを反復・リリースでき、競争力を維持できます。

見積から入金までのプロセス自動化

スケール段階のスタートアップは、見積・請求・決済の手作業による非効率やミスが大きな課題となります。
Zuora CPQで見積から入金までのプロセスを自動化することで、ミスを削減し、精度を高め、営業スピードを向上させ、経理部門はより戦略的な業務に集中できます。

主要人材による標準化

多くのスタートアップは、経験豊富な営業・経理リーダーを採用してからプロセス標準化を図りますが、CPQソリューションを早期導入することで、標準化を加速し、将来の成長基盤を構築できます。

顧客体験の向上

多くのスタートアップは少人数体制で運営されており、顧客体験の提供は大きな課題となります。CPQソフトウェアは、標準化された商談、効率的な承認プロセス、正確な価格・パッケージ設定を可能にし、摩擦のない満足度の高い体験を提供できます。これにより顧客満足度や継続率が向上します。
関連情報:スタートアップがCPQを検討すべき理由

 

Zuora CPQは、迅速かつ効率的な見積作成を実現します。サブスクリプション、製品、サービスのあらゆる組み合わせを契約期間全体で見積もるために設計された唯一の見積ソフトウェアです。詳細はデモ体験や専門家へのご相談をご利用ください。

 

CPQに関するFAQ

CPQはオンライン販売向けのECプラットフォームと連携できますか?

はい。EC管理機能を備えたCPQソフトウェアは、ECプラットフォームと連携可能です。以下はEC対応のCPQソリューションの一例です。

 

Zuora CPQ:当社のCPQソリューションは、Bigcommerceなどの最新ECプラットフォームから、Zoomのようなオンラインミーティングプラットフォームまで幅広く対応しています。Zuora CPQなら、さまざまなサービスに対してダイナミックな価格設定を高速で実現できます。

 

PandaDoc: 50,000人以上のユーザーを持つSaaSプラットフォームで、ドキュメントの作成・管理・電子署名を簡単に行えます。決済機能も備えています。

平均的な入金期間の短縮や迅速なクロージングを実現します。

 

Cincom CPQ:Cincom CPQは、MagentoやShopifyなどの主要なECプラットフォームと連携し、製品・価格情報のシームレスな連携を実現します。

 

PROS Smart CPQ:PROS Smart CPQはECプラットフォームと連携し、パーソナライズされた動的な価格設定や見積体験を提供します。

 

QuoteWerks:この主要なCPQソリューションは、複数のプラットフォームで見積検索・作成が可能です。EC、ベンダー、流通、会計、決済ゲートウェイなどと連携します。
関連情報:EC管理機能付きのベストCPQソフトウェア

業界別のCPQ活用

CPQはさまざまな業界で利用されています。特に製造業では、複雑な製品・サービス構成が必要なため一般的ですが、他の業界でも活用が進んでいます。
以下の業界では、営業プロセスの効率化、顧客体験の向上、売上拡大のためにCPQを導入できます。

 

  1. 製造業
  2. テクノロジー
  3. 自動車
  4. 人事
  5. 建設・エンジニアリング
  6. ビジネスサービス
  7. ヘルスケア
  8. 金融サービス
  9. 通信
  10. ソフトウェア・IT
  11. コンピュータ・ネットワークセキュリティ
  12. 食品・飲料
  13. 物流・サプライチェーン
  14. マーケティング・広告
  15. eラーニング

CPQはさまざまな規模の企業に対応できるか?

はい。ほとんどのCPQソリューションはスケーラブルです。柔軟性、モジュール構成、連携機能、拡張性の高いインフラにより、さまざまな規模の企業に対応できるよう設計されています。
スタートアップから中堅企業、大企業まで、ほとんどのCPQベンダーは各社のニーズに合わせて対応し、企業の成長に合わせてスケールできます。

CPQはグローバル価格設定や多通貨対応が可能か?

はい。Zuora CPQプラットフォームを含む一部のCPQベンダーは、グローバル価格設定や多通貨対応が可能です。
関連情報:Zuoraでの多通貨管理方法

CPQはモバイルアクセスやモバイルアプリに対応していますか?

はい。ほとんどのCPQベンダーはモバイルアクセスやモバイルアプリに対応しています。

CPQは顧客要件に基づいたカスタム提案書や契約書を作成できますか?

はい。迅速な見積作成だけでなく、CPQの大きな特長は顧客ニーズに合わせたカスタム提案書や契約書の生成です。

CPQシステム導入のコスト(ライセンス、導入、保守費用)は?

CPQシステム導入に統一された費用や料金はありません。ベンダーごとに価格体系が異なります。

CPQはERPの一部ですか?

はい。CPQはERPシステムの一部となる場合があります。
ERPシステムには、財務、人事、在庫管理、CRM、CPQなどのモジュールや連携機能が含まれ、営業・価格設定など部門間のデータ連携を効率化します。

CPQはCRMの一部ですか?

はい。CPQはCRMの一部とみなされることが多いです。あらかじめ定義されたルールに基づき、営業チームが迅速かつ正確に見積作成できる統合ソリューションを提供します。

ERPとCPQを組み込んだテックスタックとCPQ単体の比較による納期遵守率の改善および業務コスト削減率の違いを示す棒グラフ