弥生 case study

ソフトウェア

サブスクリプションビジネスへのシフトにおいて複数存在する課金管理を一元化

データ基盤を構築しKPIの可視化を進める

会社案内

弥生株式会社は、会計ソフトをはじめとする業務ソフトウェアを開発・販売・サポートする企業。特に中小企業や個人事業主を主要な顧客とし、日本のスモールビジネスを支えるインフラとして成長を続ける。同社は「事業コンシェルジュ」をコンセプトに掲げ、単なる会計ソフトメーカーから、幅広い課題解決を行うソリューションプロバイダーへの進化を目指す。

長年にわたる業務ソフトウェアの提供を通じて、現在では累計登録ユーザー数350万件、有償契約数100万件以上という規模にまで成長。膨大な契約データを活用した分析基盤を構築することで、さらなるビジネス成長を実現する。

01 

課題

同社では長年のサービス提供によって、新旧システムが混在する環境に課題を抱える。古いシステムでは手作業によるデータ処理が必要な場面が多く、業務効率の向上が求められた。また、サブスクリプションビジネスを推進するにあたり、以下のような課題が顕在化。

・複数のサービス間でデータが分散しており、KPIを一元的に可視化する仕組みが不足。
・古いシステムから新しいシステムへの移行に伴い、データの正確性を担保する必要があった。
・社内からの「これまで見えていたデータは新システムでも見えるように」といった要望に応える必要があった。

02

ソリューション

分散していたデータをZuora上で一元管理
ほぼすべての契約や売上をZuoraに集約し、サブスクビジネスのKPIをリアルタイムで可視化。会計データは自社システムに直接取り込む形を採用し、ファイナンス領域での正確なデータ処理を実現。

データ基盤の構築
AWSとZuoraを連携し、膨大な契約・売上データの蓄積・加工・集計を経て、全従業員がアクセス可能なダッシュボードを構築。およびZuoraから取得した契約・請求・決済データをデータレイクに取り込み、分析基盤を強化。

03 

導入効果

1. KPIの一元的な可視化
MRR推移、製品別契約数、更新回数別契約数といったサブスクビジネスにおける重要指標をリアルタイムで可視化。またダッシュボードを全従業員に公開し、データに基づく意思決定を迅速化。

2. 業務効率の向上
手作業に頼っていたデータ処理を自動化し、AWSとZuoraを連携してデータの正確性を担保しつつ迅速な処理を実現。

3. ビジネスの成長を支える基盤構築
複雑な契約形態にも対応可能な環境を整備し、エンタープライズ市場への展開を加速。社内からの多様なデータ要件に応えつつ、効率的な業務運営を実現。

「複数のシステムを跨ぐ中で、必要なデータをどう一元化し、リアルタイムで可視化するかが鍵でした。ZuoraとAWSの活用によって、それがようやく形になりました。」
「KPI分析基盤を整えることで、今後さらにデータドリブンな経営を進めていきます。」

サービスプラットフォーム部
部長 山川 和也 氏

弥生株式会社は、1987年に設立され、日本国内で最も利用されている業務ソフトウェアを提供するリーディングカンパニー。「弥生会計」をはじめとする会計ソフトの開発・販売を皮切りに、業務効率化を支援する多様なソリューションを展開し、中小企業や個人事業主の成長を支え続けている。

長年にわたるサービス提供を通じ、デスクトップアプリからクラウドサービスへの移行を進めており、現在は「弥生オンライン」や「弥生ネクスト」といった最新のクラウド型業務支援ツールを提供する。同社はこれらのサービスを通じて累計350万を超える登録ユーザーを有し、契約数100万件以上を誇る規模にまで成長している。

弥生は単なる業務ソフトウェアメーカーではなく、中小企業が抱える課題をトータルで解決する「事業コンシェルジュ」として進化を続ける。こうした理念のもと、新たなクラウドサービスを次々と提供し、ユーザーのさらなる業績向上を支援する。

このように進化を遂げる中、Zuoraを活用したKPI分析基盤の構築に取り組み、サブスクリプションビジネスをデータドリブンで推進する体制を整えた。

Zuora導入以前は、各種サービスのデータが異なるシステムに分散しており、契約や売上の集計、KPI分析に多くの手作業を要していた。これにより、データの正確性を担保するための工数が膨大であり、迅速な経営判断に必要なリアルタイムデータの提供が課題となっていた。

特に、契約プランや価格モデルの多様化が進む中で、新しいプランの導入や変更を柔軟に行うことが難しく、競争力を維持するためにはシステムの大幅な見直しが必要であった。

そこで同社は、Zuoraを中心とした課金・請求管理の一元化を進めるとともに、AWS上にデータ基盤を構築することで、データの統合・可視化を実現。これにより、契約プランの変更を短期間で実施できるようになり、さらに全従業員がいつでも必要なデータを参照できる環境が整備された。

現在では、ほぼすべての契約・売上データがZuora上に集約されており、サブスクリプションビジネスの成長を強力に支える基盤となっている。弥生株式会社は、今後もデータドリブンな経営を推進し、さらなる市場拡大を目指す。

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