Zuoraは、Surf Air社が自社顧客をより深く理解する手助けを行い、柔軟性のある価格設定や価格パッケージ設定を可能にし、財務報告書の改善に寄与しています。​Surf Air社は2013年、1経路、航空機3機から事業を開始しました。わずか2年で航空機が9機（65機を注文中）、目的地9つにまで拡大し、現在はメンバーシップのキャンセル待ちの状態です。出張用として始まったビジネスは、旅行（特別なイベントや週末の外出など）で利用されるまで成長しました。

この急成長が同社の革新的なコンセプトの正しさを証明していることは間違いありませんが、同時に多くの運用面での混乱も生じました。「自社の収益や、会員のサブスクリプションの決済方法、利用しているサブスクリプションのタイプ、社内予約システムとの連携方法について理解するという意味では、我々は暗闇の中にいました。さらに、お客様は相当の金額を支払っているのに予約システムに適切なレベルでアクセスできているかも疑わしかったのです。 これらの情報がすべてバラバラであったため、管理に苦労しました」と、Surf Air社のコマーシャルプランニング担当VP、Mac Kern氏は説明します。

ZuoraはSurf Air社に会員分析情報を提供することで、会員についてより深く理解できるようにしました。また、会員のニーズに応えるために、簡単な多次元価格設定とパッケージ設計ができるようにしました。

「Zuoraの利用によって幅広い製品づくりが可能になり、基本的にはお客様自ら会員情報を管理していただけるようになりました。そのため、会員ベースの状態や、予約システムでの会員の権限を管理するにあたり、我々の肩の荷が下りました。また、収益がより明確になったことも驚きでした」とKern氏は話します。

どの企業にとっても重要なことですが、特にベンチャーキャピタルによる資金提供ラウンドのシリーズCに入ろうとしている企業にとって、そのことは問題でした。Kern氏はその心情を語ります。「取締役会や将来の投資家に対して何を伝えることができるか。その意味で、今はレポートを見れば、そのすべての情報がわかります。以前はそれらの情報を手に入れることが難しく、正直信用もできませんでした」

航空業界の真の創造的破壊者であるSurf Air社は、「航空のNetflix」、「空のUber」とも称されます。Forbesが同社を2015年の「America’s 100 Most Promising Companies」（アメリカで最も将来性のある企業 トップ100）に選んだのも当然です。Zuoraがそのパートナーであることを誇りに思います。